宮中晩餐会とは?その由来や招かれる資格と驚きのメニューを大公開!

出典:Wall Street Journal

天皇陛下が特別の人を接待する宮中晩餐会。
どのような機会に催されてどのようなメニューが振る舞われるのでしょう?
天皇陛下は日本の象徴ですから、陛下が主催される晩餐会は日本を象徴する晩餐会ともいえます。その中身を少しだけ調べてみました。

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宮中晩餐会とは?主賓は誰で招かれる招待客は?


出典:宮内庁

天皇・皇后両陛下が国賓をもてなすために皇居・豊明殿で催す晩餐会です。

豊明殿は広さ約280坪で、宮殿内では最も広い部屋で、名称は昔の宮中における饗宴の一つであった「豊明節会(とよのあかりのせちえ)」にちなんだものとされています

出席者は皇太子・皇太子妃をはじめとする皇族、三権の長や国会議員、歴代総理さらには民間の友好団体関係者らが出席することもあります。野球の野茂英雄が招かれたこともあります。

2014年4月24日のオバマ大統領を迎えての晩餐会には日米の関係者計168人が出席し、平成以降では最多となりました。

ちなみに1974年、現職米大統領としては初めて来日したフォード大統領の宮中晩餐会では日米あわせて182人が出席しました。

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宮中晩餐会の式次第は?

まず天皇陛下が挨拶されます。
続いて主賓である国賓のかたが挨拶されます。
その間でそれぞれの国歌の演奏があります。

その後、食事をしながらご歓談ということになります。

一般招待客が守らなければならない食事のマナーですが、主賓が食べ初めてから初めて一般の招待客も食べ始めることができます。

また、主賓が食べ終わると他の招待客はまだ終わっていなくても食器はかたずけられてしまいます。

1人分のスペースは75~80センチと決まっているそうで、この横幅の中にいろんな皿、スプーンが並ぶので結構狭いとのことです。さらに、一般招待客は大皿料理を自分たちで取り分ける必要があり、食べないものは取らないで残さないというマナーを守りたいですね。

このあたりのことは下記の本に詳しく載っています。

宮中晩餐会のメニューは?

宮中晩さん会で出される料理は、明治以来の慣例でフランス料理です。
宗教上の制約を受けないことから羊肉が メイン料理となることが多そうで、上記のオバマ大統領の時のメニューも羊のもも肉の蒸し焼きが メインでした。

食材は魚等は旬のもの農産物は御料牧場で育てたものをできるだけ利用するそうです。
上記のメニューではコンソメスープのだしの鶏肉、メイン料理の羊などが同牧場で育てたものだそうです。
ワインは宮内庁貯蔵の4000~5000本の中からセレクトして提供します。

コルトン・シャルルマーニュ1999


シャトー・マルゴー1994

モエ・エ・シャンドン ドンペリニヨン 1998

10年ぐらい熟成させたワインを出すことが多く、晩餐会のたびに銘柄は異なるそうですが、日本酒の銘柄は常に「菊正宗」だという記述もありますが、本当でしょうか?

※2008年の胡錦濤来日時のメニューは以下のようなものでした。
(1)ツバメの巣のコンソメスープ
(2)スズキの酒蒸し ※酒蒸しはシャンパンを使用
添え物  オマールエビ サフラン・ライス
(3)羊のモモ肉のロースト
添え物  ポテトフライ クレソン 温野菜
(4)サラダ
(5)デザートのアイスクリーム (富士山型)

《ワイン》
白 ピュリニィ・モンラッシュ(1996)
赤 シャトー・ラトゥール  (1990)
シャンパン ドン・ペリニヨン(1995)

オバマ大統領の時と構成は同じで、メインは羊、デザートは富士山アイス!です。

定番デザートの富士山アイスの由来は?

オバマ大統領がわざわざ美味しかったといって話題になった抹茶味の富士山アイスですが、考案したのは天皇の料理番として有名な秋山徳蔵で、「料理を通して日本を伝えたい」と日本の象徴となる富士山で作成したのが始まりです。

その後、定番デザートとしてずーと使われています。

まとめ

宮中晩餐会の伝統は明治に始まりますが、西洋に追いつけ追い越せとの思いからフランス料理を採用することとなったようです。

料理の鹿鳴館といえるかもしれません。

全体の量はどちらかといえば少なめですが、これは各国の主賓の体調を慮ってのことだそうで、単に豪華にするだけというのではなく、日本的な思いやりです。

何年か先に国産ワインがメニューに入ればうれしいですね♪

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